自然に潜む日本/ Hidden Japan
竹中工務店/Takenaka Corporation
国際交流基金海外プログラムで1999年から14年間、62ヵ国、97都市(103会場)の世界巡回展、
その後、展示全作品、神奈川県立近代美術館パーマネントコレクション。
Eighty-five works were selected for the Japan Foundation’s overseas program, and began touring the world. In the 14 years from 1999 to 2012, they were exhibited at 103 venues in 97 cities in 62 countries. Finally, they returned to Japan, and were collected permanently by the Museum of Modern Art, Kamakura, Hayama.
「HIDDEN JAPAN」(翻訳家の渡辺洋氏の命名)とは、爪楊枝で日本の皮膜を突くと、ピュッと日本の本質がほとばしることを連想させるもので、今でも何と意味深な言葉かと思う。
どの様に撮影場所に辿り着いたかと言うと……。初めは、情報を仕入れ、目指すべき箇所が定まると、飛行機、新幹線等を用い、着いた先でレンタカーを借りて目的地に辿り着くという、言わば点から点の旅だった。けれども、次第にその方法に物足りなさを感じるようになり、線から線、面から面の旅と移っていった。ところがそれでも足りないと思うようになり、終いには“獣道”をも歩き回って、撮影場所を探すようになっていったのである。
“HIDDEN JAPAN” (as named by translator Hiroshi Watanabe) is intended to make you think of the essence of Japan that oozes out when a toothpick is poked through the skin of Japan, and I think that this still has a very deep meaning.
When considering how I arrived at the shooting locations... First, I would get information, and once I had decided where I wanted to go, I would use a plane or shinkansen train etc. Then, once I had arrived I would hire a car to get to my destination. So, they were so-called point-to-point trips. After a while, however, I began to feel there was something lacking in this and transitioned to a line to line or surface to surface mode of travel. However, as time passed, this too felt insufficient, and finally I decided to walk along animal trails to search out locations for the photo shoot.
下記巡回国
インドネシア(メダン、ウジュン・パンダン、ジャカルタ)、パキスタン(イスラマバード、ペシャワール、ラホール)、ミャンマー(ヤンゴン、モーラミャイン、マンダレー)、バングラデシュ(ダッカ)、インド(ニューデリー)、エストニア(タルトゥ)、ウクライナ(リヴォフ)、ルーマニア(ブカレスト、ブラショフ)、ユーゴスラビア(ベオグラード)、エジプト(アレキサンドリア、カイロ)、トルコ(アンカラ)、マケドニア(スコピエ)、クロアチア(スプリット)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエヴォ、バニャルカ)、フランス(ストラスブール、コルマール)、ベトナム(ホーチミン)、マレーシア(ペナン)、ブルネイ(バンダルスリブガワン)、マレーシア(クアラルンプール)、ラオス(ビエンチャン)、マレーシア(コタ・キナバル)、ニュージーランド(ウェリントン)、ロシア(ウスリースク、ウラジオストク、イルクーツク、ユジノサハリンスク)、米国(ボーリング・グリーン、バーミングハム、ミルウォーキー、ローレンス)、カナダ(モントリオール、トロント)、イラン(テヘラン)、ヨルダン(アンマン)、レバノン(ベイルート、カスリク)、アラブ首長国連邦(アブダビ)、オマーン(マスカット)、ギニア(コナクリ)、イスラエル(ハイファ)、ザンビア(ルサカ)、ケニア(ナイロビ)、エチオピア(アディスアベバ)、ベネズエラ(カラカス)、エルサルバドル(サンタアナ、サンサルバドル)、グアテマラ(グアテマラ、アンティグア)、ホンジュラス(サン・ペドロ・スラ、テグシガルパ)、コスタリカ(サンホセ)、パナマ(パナマ)、キューバ(ハバナ)、ドミニカ共和国(サントドミンゴ)、エクアドル(キト)、チリ(サンティアゴ)、アルゼンチン(コルドバ)、ペルー(アレキバ)、メキシコ(メリダ)、ドミニカ共和国(サントドミンゴ)、メキシコ(ハラッパ)、ウルグアイ(モンテビデオ、コロニア)、タイ(バンコク、チェンマイ)、ネパール(カトマンズ)、ベトナム(ハノイ、ホーチミン)、韓国(釜山、済州、ソウル)、パプアニューギニア(ポートモレスビー)、ウズベキスタン(タシケント)、ベラルーシ(ヴィチェプスク、ミンスク)、ウクライナ(キエフ)、イタリア(ミラノ)、ノルウェー(オスロ)、スリランカ(コロンボ)、中国(香港、北京、合肥市、瀋陽、重慶、深セン)、モンゴル(ウランバートル)、ミャンマー(ヤンゴン)、パキスタン(イスラマバード)、カンボジア(プノンペン)